弊社所有建物における除雪業務で使用するため、2013年秋に中古除雪機を3台購入しました。
それらのシーズンインに備えた整備状況を記録します。
用意するもの。
左から、オイルジョッキ、廃油処理箱、エンジンオイル、ギアオイル。
エンジンオイルは10W-30を選択したが、5W-30の方が始動しやすいです。
ギアオイルは、SAE#90の4番を使用しましたが、エンジンオイルでも可。
主な工具は、#13、#14、#17の各メガネレンチと、1番・2番のプラスドライバー。
レンチに衝撃を与えるためのプラスティックハンマー。
こぼれたオイルを拭きとるためのウエスと、新聞紙など。
バッテリーは、シーズンオフの途中で満充電にしておきましょう。
12V14Ah以上のバッテリーは、自動車用バッテリーと同じ扱いをする必要があります。
カー用品店やホームセンターで購入できる、5,000円程度のもので充分です。
バッテリー配線時の鉄則です。
接続時:プラス配線→マイナス配線
脱着時:マイナス配線→プラス配線
こんな小さなバッテリーでも、短絡させれば鉄板を溶接できるほどの電流を放出するエネルギーを秘めています。
まず、エンジンオイルを抜きます。
作業前に2、3分エンジンをかけ、暖気運転します。
ドレンボルトを緩めて、廃油処理箱か受け皿を所定の位置に設置。
キャタピラーが邪魔なので、ペットボトルを切って、漏斗代わりにしました。
エンジンオイルは高温ですが、軍手は絶対はめないでください。高温のオイルが軍手にしみて、やけどします。
素手のままをおすすめします。
この作業は、どんなにサラサラなオイルでも、粘性が高いため、5分ほどかかります。
のんびり待ちましょう。
次にウォームケースのオイルを抜きます。
この部品は、オイルを抜くのも注入するのも、共通してドレンから行います。
ボルトはかなり固かったので、前述したとおり、ハンマーでレンチを叩きながら緩めました。
くれぐれもボルトをなめってしまわないように。
除雪機を写真のように寝かして、ギアオイルを注入します。
仕様書には0.08L入るとあります。とても入れずらいので、どんなに上手にやっても、オイルを漏らします。下に新聞紙などを敷きましょう。
ドレンからオイルが漏れだしたら、すぐにドレンボルトを締めます。
除雪機を起こして、最後にエンジンオイルを注入します。
仕様書には0.95L入るとありますから、1Lのオイルジョッキでほぼ満杯分が入ります。
クランクケースの脇に、のぞき窓があるので、そのアッパーゲージ上端まで入れます。
なるべく平坦な場所で、オイルゲージを見ながら、オイルを注いでいきます。
入れすぎると、オイルがシリンダーの中に逆流して燃焼し、白煙が出ます(オイル上がり)。
以上。準備と片付けを含めて、約1時間かかる作業内容です。お疲れ様でした。
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